『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「お~いい感じだな!!」
教室に入ると、ほんとの写真館のようになっていた。
なんかちょっと、感動・・・・。
「でしょ~!昨日は全員が残って、最終の確認とか、飾りつけとかしたんだよ!」
「そっか~!えらいぞ、お前たち!今日は最高の一日にしような!!!売り上げが1位なろうとか、そんな目標はいらないぞ。お前たち一人ひとりが最高に楽しかったと思える文化祭を作る、それが1番の目標だ!!!」
俺の言葉に、生徒たちは元気よく返事をしてくれた。
「よし、じゃあ“@スタジオ”開店だ~~~~~~!!!!」
斉藤の掛け声で、俺たちAクラスの写真館“@スタジオ”の扉が開かれた。
「じゃ、あたしたちお客さんの呼び込みいってきまーす!先生も行くよ!お客さんのハート、ゲットしてよね~??」
「ちょ、おいっ」
俺は生徒に腕を引っ張られ、お客さんの呼び込みに行くことになった。