『リナリア』~生徒に恋した体育教師~







野外ステージなどが設置されている正面玄関ひろばで、俺たちはお客さんの呼び込み。





さすが高校の文化祭。




若い子たちが8割を占めてるなって印象を持つ。





「先生、女の子いっぱい捕まえてきてよね!」



って生徒は言うけど・・・・無理だろ~。




こんなオッサン、誰も興味なんか持たないと思うけど。







「俺は役に立たねぇと思うぞ~?」





俺がそう言うと、生徒は待ってました!と言わんばかりの表情をした。





?????




「な、なんだよ・・・?」




「ふふふふふ。先生、あたしたちその言葉を待ってたんです。ちょっとこっち来て!」





「はっ??」



俺は再び生徒に腕を引っ張られ、学校の中へと連れて行かれた。











< 213 / 265 >

この作品をシェア

pagetop