『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
野外ステージなどが設置されている正面玄関ひろばで、俺たちはお客さんの呼び込み。
さすが高校の文化祭。
若い子たちが8割を占めてるなって印象を持つ。
「先生、女の子いっぱい捕まえてきてよね!」
って生徒は言うけど・・・・無理だろ~。
こんなオッサン、誰も興味なんか持たないと思うけど。
「俺は役に立たねぇと思うぞ~?」
俺がそう言うと、生徒は待ってました!と言わんばかりの表情をした。
?????
「な、なんだよ・・・?」
「ふふふふふ。先生、あたしたちその言葉を待ってたんです。ちょっとこっち来て!」
「はっ??」
俺は再び生徒に腕を引っ張られ、学校の中へと連れて行かれた。