『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
自分の仕事に戻ろうと、俺はクラスを出た。
「あの~・・・穂波さん!」
後ろから声を掛けられ、振り向くとさっきの女の子たちがいた。
「ん?どした?なんか困ったことでもあったか?」
俺は思わず・・いつも生徒にするみたいに、頭に手を置いてしまった。
やってしまった後で、猛烈に後悔。
この子達は生徒じゃないし、しかも俺、生徒だと思われてんだ・・・。
「うわっ、ごめん!!!」
俺は急いで謝ったけど・・遅かったみたいだ。
「あの、こんな事いきなり言うのも変だとは思うんですけど・・・。メアド教えてくれませんか・・?」
「え・・・・・・」