『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「明日はちょっと・・・」
そう言って断ろうと思った。
「先生のためにも、私と会ってください。お願いします」
そう意味深なこと言われ、俺は良い予感はしなかった。
だけど・・・・なんだか気になる。
行かなきゃいけないような、そんな気がした。
「わ、わかりました。明日時間作ります・・」
「ほんとですか!よかったぁ。じゃあ、また連絡したいんで、バンド終わったら連絡先教えてください!頑張ってくださいね!」
そう言って蓮見先生は、俺の前から去っていった。
「りょ・・・了解です・・・・・」
なんだか気分が乗らないまま、俺はステージに立った。