『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
翌日、蓮見先生からメールが届いた。
≪蓮見です。7時に〇△駅で待ち合わせしませんか?そこから歩いてすぐなので(^^)≫
俺はそのメールに≪いいよ、了解。≫とだけ入力し、送信ボタンを押した。
時間よ、止まれ!と何度願っても時間は止まってはくれず・・
約束の時間7時にあっという間になってしまった。
駅に着くと彼女はもう来ていた。
「ごめん、待った??」
俺が背後から声をかけると、俺に気づいた彼女は満面の笑みで振り返った。
「全然!って言いたいところなんですけど、楽しみ過ぎて1時間も前から来ちゃってましたぁ・・えへへ」
「1時間!?そ、そうかぁ・・」
おいおい・・今まで出会ったことのないタイプだぞ・・・・・・
「じゃあ、行きましょう!」
「お、おう・・・」
大丈夫か、これ・・・。
絡まった腕に疑問を抱きつつも、俺は蓮見先生について行った。