『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「おいしい~!!」
運ばれてくる料理を次々と食べる蓮見先生。
なんか話があるんじゃないのかよ・・・。
さっきから関係のなさそうな話ばかりだ。
「先生、全然食べてない~!ほら、もっと食べて!」
俺の気持ちとは裏腹に上機嫌に話す。
「ていうかさ、俺になにか話があるんじゃないの?」
少しイライラした俺は、自分から話を切り出した。
俺がそういうと、蓮見先生の表情は急に曇り、持っていたフォークを机に置いた。
「はい、ありますよ」
「なに?」
彼女の顔を見て確信した。
昨日のことに違いない。