『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「穂波君!!!やっと来たか!良かった・・・間に合って。」
病室の前で村上先生が待っていてくれた。
「間に合ってって・・・・なんですか!?そんなにあいつ・・・・」
「おいおい・・・君が泣いてどうする・・・!いいから、落ち着いて中に入りなさい」
妃菜が・・・いなくなるかもしれない。
そう考えただけで、涙が出てきた。
「妃菜っ・・・・!」
閉ざされたカーテンを俺はゆっくりと開けた。
「・・・・・・・・・あれ?」
「せんせ・・・来てくれたの・・・・・??????」
俺の目に映る妃菜は・・・とても元気そう・・・・????
「ど、どういう・・・・・・?」