『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「大丈夫か・・?ほら、つかまれ」
俺は相川に手を伸ばす。
「あ・・えと、見られちゃいましたね、恥ずかしい・・」
俺の手を握りながら顔を赤らめる相川。
こいつ、俺が見るときいっつも顔が赤いな。
「怪我してないか?一人であんなに持つからだよ、ちいせぇのに」
「え・・・???」
相川は不思議そうな顔をして、俺を見る。
やべ・・・・見てたの気づかれた・・??
「私ってそんなに小さいですか?」
相川はゆっくり口を開いた。
え、そこ?相川が疑問に思ったとこ。
こいつが天然でよかった、思った瞬間だった。