『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
相川が見えなくなったとき、へにゃ~と体の力が抜けてしまった。
「なんだったんだ・・・。てゆーか俺は何を考えてんだ・・・」
なに考えてんだ、俺。
教師だろう、俺。
相川と話せただけでなに嬉しがってんだ、俺。
自分で自分が分からなくなってきた。
セーブの効かない気持ちに・・・・歯止めをかけないと。
焦る気持ちがあるものの・・・・癒されたのには間違いない。
あいつは、不思議な存在だ。