『リナリア』~生徒に恋した体育教師~




「あ、先生きた~」



誰かがそう言った。







「お~すまんな。じゃあ、始めるか。・・とその前に出欠確認するな~」



あぁ~・・ここ。


俺がドキドキしてしまう瞬間。






相川は、一番に呼ばれると分かっているもんだから、じーっと俺を見る。



うわぁ・・上目遣いだ。






「あ・・相川~」


ドキドキを隠しながら、名前を呼び、チラッと相川を見る。






「はぁい」


と小さな声で返事をし、俺を笑顔で見つめていた。




はぁ、まじでかわいい。




そんなことを思う、ふしだらな教師を許してくれ、相川。









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