『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「意地悪だな、お前。」
そう言ってほっぺをつまむ。
ふにって・・・めっちゃやわらかいじゃん、こいつ!
なんて思う俺は、変態なんでしょうか。
「イハイ・・・ヘンヘ・・。」
「え?なんだって?はっきり話せよ」
おもしろっくてまた意地悪しちゃう。
「もう!私、病人なんだけどぉ。」
「はいはい。次からはちゃんと体調管理は自分でしろよ。俺は助けてやんないぞ?」
俺がそう言うと、相川は俺のジャージの袖をギュッと握った。
「ん?どした?」
「体調管理は、ちゃんと自分でする。でも・・もう助けないなんて言わないで。お願い・・・・・」
顔を真っ赤にして言う相川。
ごめん・・・・好きだよって伝いえもいい??