『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「お~いいね!じゃあ、負けたら罰ゲームな?負けた方が、勝ったほうの言うことを1回きくってのは・・・どう?」
負けた方が罰ゲーム。
そう聞いた瞬間、相川は俺と自分のシュートを打つ場所をメ数ートル変えやがった。
俺は3Pよりも後ろの線で、相川はフリースローライン。
「これ、厳しくないですか、相川さん??」
「なに言ってるんですか、穂波さん。あなたは、バスケ部の先生でしょ?これくらいハンデがあって当然です」
フイっとそっぽを向く相川。
ちょっと、俺に対して強くなってきたんじゃないかぁぁぁ??
「へいへい、分かりました。まったく最近の女子高生は、こえ~な。じゃあ、相川から先に打っていいよ」
「おっけー!」
相川はそう言うと、ポンっとシュートをはなった。