『リナリア』~生徒に恋した体育教師~






「お母さんがね、先生にお礼が言いたいから・・家に着いたら上がって下さいと伝えてって・・・言われたんだけど・・・・。迷惑だよねぇ・・?」







「え!?いや、迷惑とかではないけど・・・お母さんにお礼言われるほど、俺なんもしてないよ??」




まさか予想外の出来事。





今日は驚きの連続だな・・・。






「先生さえ、良ければ私も上がってくれると嬉しいんだけど・・・。でも、先生も早く帰りたいよね。ごめん、今の忘れてね?」




私も嬉しい・・・その相川の言葉を聞き逃さなかった俺。






「じゃあ、少しだけな!お前のお母さんにも会ってみたいし♪それに、俺ともっと一緒にいたいんだろ~??」





「なっ/////なに言ってんの~先生のバカ~!」



相川はすごく照れた様子で俺をバシバシとたたく。





「はははは・・!冗談だよ(笑)お前、力強いな~!怪獣じゃんっ」




俺がそう言うと、むぅとむくれてしまった。




「怪獣なんて!まったく失礼な先生ね!」




そう言って相川は笑う。







お前には笑顔が一番だよ、相川。









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