『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
☆…第4章…☆
頼もしい先輩
次の日も、また次の日も、相川と話したくて相川を探す。
だけど、こういうときに限ってなかなかあいつは見つからない。
体育のときだって、いつもなら「先生、先生!」って声かけてくんのに・・・最近それもナシ。
ついに俺、嫌われちゃったかな・・・・。
さすがの俺も、落ち込みます。
「はぁ~・・・」
「なになになになに??最近ため息ばっかりじゃない?どうしたイケメン穂波!いい男が台無しだぞ!」
「はぁ~・・・」
村上先生の冗談にも、もはや返すことすらできない俺。
「ホントにどうかしたのか?今日、呑みにでも行く?」
俺の態度を察して、呑み誘ってくれた村上先生。
「じゃあ・・すこし相談に乗ってください」
俺はどうしていいかわかんなくて・・・相談することにした。
もちろん、名前も、生徒であることも全て伏せて。