気ままな猫と暴走族の彼等
出会い
教室に入って真っ直ぐに斗真の元へ向かい、隣に立った。
「自己紹介して下さい。」
『白石萌愛です』
「う、わ……」
「やば……当たりじゃん…」
「彼氏いんのかな……」
「こんだけ可愛いんだからいるだろ…」
自己紹介をするとクラスの人達がコソコソと話出した。
何を話してるんだろう?
…まさか不細工が来たとか言ってるのかな?
…それだったら悲しい。
もう早く席に着きたい。
そう思って斗真を見るとクスリ、と笑われた。