両想いだって辛いんです
「ちがうちがう、その隣の・・・」
私?
「そ、そうだったんだあ!
ごめんなさぁい。」
なんか杏奈ちゃんにらんでます?私のこと・・・?
「え・・・なんですか。」
「メガネ、とったらどうなるの?」
「このメガネ?」
私はかけているメガネに触れた。
「うん」
「いや、、、見せないですよ?」
「ノリわりぃな」
「はぁ!?」
なんかイライラしてきた。
金髪はにやにやしているし、周りも好奇心いっぱいというような目で見てきた。
「あぁ、見せますよはい!見せたらいいんでしょ!見せたら!」
私がメガネをはずそうとしたとき、
透き通った天使のような声が言った。
「見せなくていいと思います・・・。
嫌がってるじゃない?
無理なんか、やめてください。」
杏奈ちゃんが弱弱しそうに言った。
「それもそうだね」
金髪はつまらなさそうに窓を見た。