アサガオ ~君と過ごした1642日~

「何で?」

篠川君は少しの間うつむいて口を閉じてた。

その後何か決めたように顔をあげて
口を開いた。


「俺んとこ、親が離婚したから
こっちに、引っ越して来たんだ
....けど、こっち来て他の男と再婚したとたん
あいつ急に俺なんか視界に無いような扱いするんだぜ
おまけに、この前たまたまあの男と
話してたの聞いたんだ。
そしたら、あいつ何て言ったと思う?
....もしあの男との間に子供ができたら
俺はいらないから捨てるとか言ってたんだ。
....だから来ねえよ。
....もう、笑うしかねえだろ?」


私....
そんなことも知らずに篠川君のこと
"変なやつ"
とか言って避けてた。

私悪いことしたな。


「悪い。 こんな話して
迷惑だったよな?」
「全然迷惑じゃなかったよ。
むしろ、聞けて良かった。
私の親も似たようなもんだから。」
「え?」

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