アサガオ ~君と過ごした1642日~

思わぬ共通点

そんなある日....


この頃降り続いてた雨がひどくなって
大雨警報が発令された。


私達は親のむかえがくるまで
学校待機となった。


....でも、
私の母は病気の弟のことばっかり考えて
私のことなんていつもほったらかし。


....だからこの日もむかえに来なかった。


そんなこと....
分かりきった事なのに
少し辛い。



いつもは、残った生徒を
先生が送ってくれる。

こんなとき私はいつもこうやって
家まで送ってもらう。


今日もこうやって帰る

....はずだったのに
運悪く私がその場にいない間に
行ってしまった。


歩いて帰ろうかな....?
でもこんな雨じゃ帰ろうにも帰れない。


先生を呼ぶにしても、
もう先生いないし、


はあ、今日はこの豪雨のなか
1人学校で夜を越すのか....




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