春が来る前に
「てめぇキモイ。」
「バッサリ言ってくれるじゃないの、光汰くん。
傷ついたよ、奏太くん。」
キモイ。うん。その一言に尽きる。
こいつは 木下奏太。
俺の親友であーる。
「んでね、こいつはね、黒谷光汰。w」
「お前入ってくんな。てかなんで聞こえる訳。
心の中で可愛い可愛い子猫ちゃんたちに説明してるのに。
お前超能力者か。あ?」
「10年も一緒にいたらなんでもわかるようになる。」
ならねぇよ!ww
ぜってぇ無理だよ!w
まあ無視しときましょ。
はい、先程紹介していただきました、黒谷光汰でーす。
あ、読んでたらわかるかもしれないけど
二重人格です。まだ自覚してるだけいいでしょ?w
「…んでさ、なんで奏太の後ろに俺の超絶可愛い実優がいるわけ?」
「だって、さっき校門で会ったから…」
「奏太は黙って。ほらおいで、実優。」
「うんっ!」
ほら、そうやってトコトコ歩くところもめちゃくちゃ可愛い。
「実優は俺のだからな、手出すなよ。」
「わ、わかってるよ…」
「帰ろっか。」
「うん!」
…可愛い(*´ω`*)