大好きなのは当たり前。愛してるのは喜ばしい。~短編~
どちらからともなく、
私と彼は唇を重ねた。


柔らかい感触がする。

あったかい。

彼は私をぎゅっと抱きしめた後に、


「そういえば、公園は公共施設ですよ?肉食女」


いたずらっぽい笑みでそう言った。

「……なんかすごい悪いことした気分」

「次からは気を付けましょうね」

彼は、私の頭を軽く撫でた。


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