空色桜
4月。
ついうとうと眠くなるこの季節。
・・・なんて悠長なことを言っている場合じゃなかった。
「・・・ったあ!やめてよ!」
「坂本~またお前か。」
「違いますよ!二宮が椅子蹴ってくるんです!」
「二宮やめろよ?坂本は静かにしろ。」
「「はーい」」
あたし、坂本玲海。
そして後ろの席で嫌がらせしてくるのは、二宮隼人。
ほんと、迷惑!
椅子蹴ってくるのなんて当たり前。
授業中、給食中、休み時間。
関係なくいじめに近いようなことをしてくる。
さっきは、シャーペンの芯で背中をつつかれてたし。
頭がよくて、野球部のエースで運動神経抜群、顔も悪いとは言えない。
どこにも勝るところがないあたしにとって、かなり厄介な敵。
三年生になってこいつと同じ班になり、あたしの学校生活は波乱に満ちるようになってしまった。
それもこれも、クラス替えがことの始まり。
ついうとうと眠くなるこの季節。
・・・なんて悠長なことを言っている場合じゃなかった。
「・・・ったあ!やめてよ!」
「坂本~またお前か。」
「違いますよ!二宮が椅子蹴ってくるんです!」
「二宮やめろよ?坂本は静かにしろ。」
「「はーい」」
あたし、坂本玲海。
そして後ろの席で嫌がらせしてくるのは、二宮隼人。
ほんと、迷惑!
椅子蹴ってくるのなんて当たり前。
授業中、給食中、休み時間。
関係なくいじめに近いようなことをしてくる。
さっきは、シャーペンの芯で背中をつつかれてたし。
頭がよくて、野球部のエースで運動神経抜群、顔も悪いとは言えない。
どこにも勝るところがないあたしにとって、かなり厄介な敵。
三年生になってこいつと同じ班になり、あたしの学校生活は波乱に満ちるようになってしまった。
それもこれも、クラス替えがことの始まり。