Melty kiss

その聞きなれた声に振り返ると、お兄ちゃんが飲み物のグラスを2つ持って立っていた。

「まさか、お前の口からあんな言葉が出るとはな。」

「違う!お兄「お前は、あの女とは違うと思っていたが、やっぱり血には逆らえないんだな。」

何も言えなかった。自分でもお母さんと自分は違うと思ってた・・・けど、お兄ちゃんの言うとおり。いくら怖くて必死で頭が真っ白だったとはいえ、私は最低な事を言った。

言い訳にしかならないけど、このままだと誤解されたままになってしまう。
2つの思いが交差する中、軽蔑するような表情を見せ、そのまま部屋に戻ってしまうお兄ちゃんをただ見ている事しかできなかった。















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