Melty kiss
「ごめんなさい…お母さんとか自分の事とか…他の事は分かるのに、さっきの人と貴方だけ分からないの。自分がどうしてここに居るのかも…」
「謝らないで。華恋は何も悪くない。僕は優斗」
「優斗…さん」
「辛い思いをさせてごめんね。」
そう言って大きな手で頭を撫でてくれる。
(温かくて、優しくて…安心する)
「優斗さん、私って優斗さんとどういう関係だったんですか?」
「恋人。華恋は、大切な僕の彼女だよ」
優しく、愛しそうに私を見てくれる。
(でも…私はこんなに温かい人に…辛い思いをさせてる)
「華恋?」