Melty kiss

『君、藤堂に如月を吸収してほしい。』


『それは…』


『私もこの通り、現役を続けるのにも限界だ。しかし恥ずかしい話、今の紘輝にグループをまとめていく能力は無い。トップである以上、知識だけでは、駄目だ。』

『紘輝には、それが不足している。頼む。グループと華恋を任されてはくれないだろうか?』



正直迷った。華恋は何があっても守るつもりだった。だが、如月を吸収など考えたことがなかった。


『暫く時間を下さい。華恋の事は何があっても守るつもりです。ですが、会社の吸収となると話は別です。』


『あぁ。分かった。良い返事を待っているよ』









まさか、あんなことを頼まれるとは思わなかった。



優斗side(終)・・・・・・






< 80 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop