tender dragon Ⅱ
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2人で話がしたい、と言った彼女は蒼空くんに帰るように言った。
だけど蒼空くんがそんなに素直に帰るわけもなくて、さくら公園の外で待ってくれてる状態。
2人きりのさくら公園は、不気味なほどに静まり返っていた。
「秀太に何言うつもりですか。」
先に言葉を発したのは、やっぱりずっとあたしに敵意を向けたままの土屋由佳。
「何で会うこと知ってるの?」
「そんなのどうだっていいんです!」
難波くんに会うことを知ってた。
難波くんが言ったのかもしれないけど、彼の性格から考えて、きっとそれはないだろう。
「秀太に会って何言うつもりだったんですか!」
ここまで怒ってるのはどうして?
怒りたいのはあたしなのに。
何を言ったのか知らないけど、彼女は間違いなく希龍くんを縛り付けてる張本人。