The endless world
「信じざるをえないな」
ずぱーん
水が切られる音がする
「宝珠様」
突然の音に顔つきが厳しくなる
「潮目、水裳!!」
「「はい!」」
「ちょっとどうしたんだ!?」
慌ただしく去っていったふたり、厳しい顔つきに何事か把握しかねる。
(なんにせよ、不可能な事が可能に起きる世界なんだしな)
一度頬を軽く摘んでみた。
(夢じゃないんだ)
「奴等が、奇襲が来た」
「奴ら?」
「詳しい話はまた後でする!!」