The endless world




*******



(初夢…)



水鏡に映った初夢はどうやら貴船の祭神のところにいるようだった。


(昔から魔に取り込まれやすかったからな…宝珠のところにいるなら安心か)


「清明の爺さん…」


『なんだ?読んだか?明』


「今まで音信不通だったのにようやくか?」


『まぁそう怒るな、明、そっちにも鬼が出てるようだな?』


「それより初夢が映世見に落ちた」


『あぁ、やはりそうなったか、いやなこちらの涙月が反応したんだよ、怒るな怒るな』


「爺さん、初夢は無事に返してくれるのか?」


『うーん、それはカーターの気分次第だろうな、その前に鬼をなんとかしないとだろう、初夢のことは爺さんがなんとかしておいてやるからな』


「頼んだぞ、爺」

< 30 / 40 >

この作品をシェア

pagetop