The endless world

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シルバトリス―――


王と王妃が先の戦争で亡くなりになられてから１８年――


それから今の女王『パール・ブラッディ』はモンスター達と取引をして今の安定した政治と生活を送って居る。



シルバトリスにはヴァンパイアを初め色々なモンスター達がおり、人間と共同して暮らしている。


そんなシルバトリスではもちろんのことだが、王族、兵士から平民達は魔法を取得して生活をしてきた。


但し、ある魔法を除いては――


『契約魔法』―――


この魔法には対価が必要とされ、その対価が大き過ぎるため長年禁忌とされて来ていたのだ。


『どうされましたか？』


「ファルシア、貴女の力でパール様に生命力を与えて欲しいのです。」


『いいでしょう、しかし対価は重くなりますよ？下手をすればこの国に朝がこなくなります。それでもいいのですね？』


「えぇ、わかっています。それでもパール様には変え難いのです。」


『わかりました。グラントニア、パール姫をこちらへ』


こうしてシルバトリスで犯してはならない禁忌を大臣と女王は犯してしまったのでした。