chocolate cafe
それから、ももは
悠くんとの話を終えて
明日の支度をしていた。
明日は入学式だから
その準備をしているのだ。
ももの中学まで一緒だった友達は
少ししかいないから
不安もないと言えば嘘になるけど、
それよりも、期待の方が大きい。
どんな出逢いがあるんだろうとか
友達は出来るかなとか
格好良い人いるかなとか。
いろんな感情が入り混ざって
苦しいくらいに
胸が高鳴っているんだ。
楽しみで仕方ないのだ。
悠くんもいるのだから。
悠くんのいない日々を
ずっと送ってきたから、
悠くんがいるだなんて
未だに信じられないのだ。
でも..すごく嬉しい。
嬉し過ぎて夢みたいで
本当に夢じゃないのかと
何度も疑ってしまうよ......
ずっと、ずっと続けばいいな。
こんな夢みたいで甘い幻想のような
ふわふわしている優しい時間。
この幸せがずっと
続くように祈ってた。
やがてももはゆっくりと
深い深い眠りに落ちた。