chocolate cafe

 そうやって、
 ももがぼーっと悠くんを
 見つめていると......


 悠くんは頬を赤く染めて
 恥ずかしそうにこう言った。


「..っちょ、そんなにじっくり
 見つめられるとさすがに
 ももでも恥ずかしいから....
 ただでさえ久しぶりに会って、

 ...その、ももが前よりもずっと
 可愛くなってるから....」

 そう言い終わる頃には
 悠くんは耳まで真っ赤になっていた。

 
 もものことをそんな風に
 思ってくれていたなんて
 嬉しいけど、なんだかもどかしくて
 すごく恥ずかしい....

 
 でも、悠くんの方が
 よっぽど恥ずかしそうで、
 その顔はとても愛らしくて、
 ついつい微笑んでしまいながら
 じっと見つめていた。


 すると、陽くんは
 もどかしい感じの雰囲気を
 漂わせながらこう言った。


「..これ以上見つめないで....
 我慢出来なくなる......」

 そう言った悠くんは
 顔が真っ赤ということだけでなく
 色気を漂わせていて、
 何かを耐えているようだった
 のだけれど、ももには分からん。

 

 痺れを切らしたみたいに
 いきなり悠くんの手が伸びてきた。

 
 鈍感なももでもようやく危険だと
 気付いて逃げようとしたのだけれど、
 
 
 ..結局ベッドの端に
 追い詰められてしまった。

 しかも逃げられないように
 ももの頭の左右に手で囲われてるし
 両脚とも陽くんの脚で
 挟まれてるから動けないという状態で
 
 逃げたいのに逃げられないのです..



 ももは一体どうなって
 しまうのでしょうか....?



 


 
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