【短編】君と出逢えたから
「真由・・チャン??」

「アタシ。旬クンのことずーっと好きだったよ。旬クン居なくても。シンガポールで彼女とか出来てたらどうしょうなんて、グスッ、毎日、グスッ、思ってたしっ!」

最後は強気。

何泣いてんの??


「マユっ・・・」


ふわっ


抱きしめられた。

「ごめんね。心配かけて。」

「旬・・クン?」

「俺もっ!!思ってたから。彼氏いないかなーって。」

「かっ!?」

「だって、可愛いもん、真由!!」

旬・・・。


「ありがとー。旬クン」

「“クン”付け無しー!!」

「“チャン”は??」

「無しに決まってるでしょうが!!」

「ねぇ・・・」

「ん?」
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