想い出、そばに(仮)



体育館から出た私たちは教室に向かう。

私も翔ちゃんも2年1組。
1組から10組まであるクラスで一緒のクラスになれたのは、中学からの申し送りのおかげ。

運命とか、そんなステキなものじゃない。

私の目が悪いから。
ただ、それだけの理由。



どうして高校に入学できたのか、未だに解らない。
義務教育でもないのに。
なぜ、ここは私を受け入れてくれたのか。



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