お星さまに願いを!
誰かに頭を小突かれて、目が覚めた。
そうするのは一人しかいない。
「プー子、あんた午後ずっと寝てたでしょお。」
どうやら既に放課後らしい。
ええ!?全然気付かなかった・・・。
辺りを見渡すと、みんな帰り支度をしている。
ノリちゃんもカバンに荷物を入れているところだった。
「だって、あまりにも心地よくて・・・。あ、ところでノリちゃん、今日は放課後どうする?今日は金曜だから、私、部活無いけど。」
ノリちゃんとは帰り道が途中まで同じだから、私が部活の無い日はよく二人でぶらぶら寄り道しながら帰るんだ。