お星さまに願いを!
えぇぇ!?
本当に、運転もダメなんだ・・・?
しっかりしてよぉぉ!!
「そうは言っても、今の私に運転しろって言っても無理だよ?だって、今の私は運転なんかしたこと無いもん。ペーパーでも翔平の方がマシでしょ?」
「楓子ちゃん、タクシーにする?」
「えぇ、タクシーなんて、もったいないよ!!翔平、頑張って!!私の理想に近づきたいんでしょ??」
私がそういうと、翔平はハッとして拳を握った。
「・・・。分かった。僕、頑張る!!」
翔平は決意を固めて、運転席に座った。
私も助手席に乗り、シートベルトを締めた。
はぁ、翔平が運転する気になってくれて良かった。
どうなるかと思ったよ。
しかし、ホッとしたのもつかの間。
・・・タクシーにすればよかったと思うのに、5分もかからなかった。