お星さまに願いを!
翔平の背中、すごく温かい。
「ふふふ。」
なんか、幸せだなー。
「どうしたの?楓子ちゃん?」
翔平の柔らかい声が耳に心地よい。
「しょーへー、ごめんねー。重いでしょー?降りるよぉ?」
「んー?全然重くないよ~。僕がおんぶしたいから、このまま、ね?」
「あーい。へへへ。」
ふわふわ、ふわふわ、いい気持ち。
口が勝手に動いちゃう。
「しょーへー。」
「なぁに?」
私は翔平の髪を、撫でた。
「しょーへーの髪、やーらかいねー。」
「そうかなぁ?」
うん、とってもやーらかいの。