お星さまに願いを!

翔平はクスクス楽しそうに笑いながら続ける。

「夕べ、楓子ちゃん酔っぱらってさ。楓子ちゃんだけベッドに寝せて、僕ソファーに行こうとしたら、楓子ちゃんが僕の服掴んで『翔平、行かないで~』って可愛くいうからさ、だから、こうして一緒に寝てたの。あ、何もしてないよ?僕、えらいから、我慢した。」

・・・・ま、マジですか。

てか我慢って何?

何を我慢!?

「はぁ、本当に覚えてないんだぁ。僕、ちょっと残念だなぁ。昨日は僕、楓子ちゃんにドキドキさせられっぱなしだったのに。なんかズルいよね。」

『ズルい』って、いつもドキドキさせられてるのは私の方だっていうのに!!
< 156 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop