お星さまに願いを!
翔平は、私の頭を自分方へ抱き寄せた。
そして優しく頭を撫でてくれる。
「うん。大丈夫。大丈夫だよ。」
「・・・うん。」
翔平の心地よい声を聞いたら
不安だった気持ちが、すーっと引いていく。
私たち、きっと逢える
そう思えた。
「僕に会ったら、ちゃんと可愛がってあげてね?」
と言って翔平が二カッと笑うから、私もつられて笑った。
「ふふふ。うん。可愛がってあげる。」
「僕はずっと、楓子ちゃんの味方だからね?」
「・・・うん。」
翔平は、私をずっと抱きしめていてくれた。