お星さまに願いを!
☆エピローグ☆
「お母さん、おはよー!」
今日は11月6日 水曜日。
あれからまだ数日だけど、私は毎日を笑って過ごすようにしている。
ううん、自然に笑顔でいられたんだ。
「あら、楓子、今日は随分早いのね?」
お母さんが驚いた顔をしている。
「うん。なんか、自然に目があいたの。せっかくだから、早く行くね!!」
私はささっと朝食を済ませた。
制服のポケットに、あのイチゴミルクの飴を忍ばせ、家を出た。
今日は自転車で行かなくても余裕だ。