お星さまに願いを!
☆エピローグ☆


「お母さん、おはよー!」

今日は11月6日 水曜日。

あれからまだ数日だけど、私は毎日を笑って過ごすようにしている。

ううん、自然に笑顔でいられたんだ。

「あら、楓子、今日は随分早いのね?」

お母さんが驚いた顔をしている。

「うん。なんか、自然に目があいたの。せっかくだから、早く行くね!!」

私はささっと朝食を済ませた。

制服のポケットに、あのイチゴミルクの飴を忍ばせ、家を出た。

今日は自転車で行かなくても余裕だ。



< 199 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop