お星さまに願いを!
一瞬、涙が出そうになったけど、必死にこらえた。
「あ、私でよければ・・。」
やっとのことでそう答えた。
「よかった~!あ、僕、今日から2-Aに編入する、西山翔平です。」
ニシヤマ ショウヘイ―――
間違いなかった。
本当に、本当に翔平だ・・・。
私は震えそうになる声を必死に抑えた。
「ぐ、偶然だね、私も2-Aだよ?・・タメだから、敬語はナシね?」
私がそう言うと、パッと顔を輝かせる翔平。
「本当に!?同じクラスなんだ!!僕ってツイてるね~。あ、えっと、名前は・・・。」
私は、翔平に真っ直ぐ笑顔を向けて答えた。