お星さまに願いを!
「もうじき先生来るよ。その前に、ホラっ。どうせ朝ご飯、食べ損なったんでしょ?」
そう言って、ノリちゃんは私に菓子パンの袋を渡した。
「あ、ありがとう~乃理子様ぁぁ。」
さすが私の親友!お腹の友よ!
「プー子貸し、1だからね。」
ニッと笑うノリちゃん。
これは高くつきそうだな、ハハハ。
私は笑って誤魔化しながら、先生がやって来る前に、
ノリちゃんのくれたパンを超高速で胃袋に納めた。
そして、なんとか午前中の授業を乗りきった。
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