お星さまに願いを!
「ねぇ、翔平、色々と質問してもいい??」
「いいよ!なんでも聞いて!あ、せっかくだから、お茶でも飲みながら、ソファーで話そっか。楓子ちゃん、先座ってて?」
「あ、私がするよ?」
なんだか申し訳ない気がして、そう申し出たけど、
翔平は、「いいから、いいから。」と言ってイスから立ち上がり、キッチンの方へ向かった。
私は言われた通り、ソファーの方へ移動して腰かける。
目の前にあるミニテーブルの上には、飴の入った瓶が置かれていた。
何気なく見てみると、中身は私が子どもの頃から売っている、イチゴミルクの飴だった。