お星さまに願いを!

8年後にもまだあるんだぁ。

この飴、ロングセラーだね。

感心しながらその飴の瓶を手に持って眺めていると、

いい香りと共に、翔平がやって来た。

飴の瓶を眺めている私を見ると、

「あ、その飴、おいしいよね。僕、子どもの頃から大好きなんだよね。だからいつも常備♪」

「へぇ、そうなんだ。ふふ。なんか、翔平の雰囲気ってイチゴミルクが似合う気がする。」

「え?そうかなぁ?」

「だって、翔平、ふわふわしてるから。」

「ふわふわ?」

翔平は首を傾げている。

「うん。ふわふわ。私が感じたイメージかな?」

「よく分からないけど、悪いイメージじゃなさそうだから、いいや。」

そう言って笑う翔平はやっぱり、ふわふわした雰囲気だった。
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