お星さまに願いを!

「ありがと。私は大丈夫だから、翔平はゆっくり休んでくーださい!」

寝室の入り口に来て、私はもう一度、笑顔でお休みをいった。

「翔平、おやすみなさい!また明日ね!」

翔平はやっぱり私を気にしているみたいだったけど、

私が譲らないのを分かって、優しく微笑んだ。

「うん、また明日ね、楓子ちゃん。」





――――早く僕のこと、好きになってね・・・



翔平はそう言って、



ふわり



私の額にキスを落とした。
< 97 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop