いちご色Birthday*

『誰だと思う?』


意地悪そうに笑った彼は、制服のポケットからペンを取り出した。


『そんなのわかるわけない…』


彼とは反対の方向に顔を背けて、呟いた。


『………。』

『……………。』


一瞬の沈黙のあと。


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