夜のゆめで
「水島もいたんだ。皆川と?」
「うん。そーだよ。お菓子買いにきたの」
確か水島の家はこの隣のマンションだったはずだった。
水島は、黄色いTシャツに白いパーカにデニムのスカートを穿いていた。
「あれぇ?登下校中にお店に入っちゃいけないんじゃなかったっけぇ?」
水島は俺をからかうように言った。
「担任には秘密にしてよ。皆川だってそうなんだしさ」
「なに言ってんの、チクるわけないじゃん。うちら、共犯だよ」
浩輔と、皆川はあいかわらず、楽しそうに喋っている。浩輔は皆川のことをどう思っているのかは分からない。
俺は、水島が好きだった。
1年のときに同じクラスで、同じ出席番号だった。
でも告白なんかはしなかった。後々面倒になるから。
けれど2年になって違うクラスになった。俺はこれでよかったんだと思う。
「うん。そーだよ。お菓子買いにきたの」
確か水島の家はこの隣のマンションだったはずだった。
水島は、黄色いTシャツに白いパーカにデニムのスカートを穿いていた。
「あれぇ?登下校中にお店に入っちゃいけないんじゃなかったっけぇ?」
水島は俺をからかうように言った。
「担任には秘密にしてよ。皆川だってそうなんだしさ」
「なに言ってんの、チクるわけないじゃん。うちら、共犯だよ」
浩輔と、皆川はあいかわらず、楽しそうに喋っている。浩輔は皆川のことをどう思っているのかは分からない。
俺は、水島が好きだった。
1年のときに同じクラスで、同じ出席番号だった。
でも告白なんかはしなかった。後々面倒になるから。
けれど2年になって違うクラスになった。俺はこれでよかったんだと思う。