流れ星デイズ


「お前、どうしたんだ!?」




私を見るなり、川崎先生は悲鳴のような声を上げた。


でも、それは喜びの声。




「しばらく見ないうちに、ずいぶん健康らしい体型になったなあ!」




圭吾さんに会って以来、私は食べる量が増えた。


もとが細すぎたからまだ普通とは言えないけれど、知らぬ間にこの体には肉がついていたらしい。


体重を量ってみて、その数字に私も驚いた。




「これくらいありゃ、前より楽だろう」


「そういえば、最近体の調子が良くなった気がします」


「うん。見た感じも、ずいぶん良くなった。

前はため息ついただけで飛んでいきそうだったからな」


「そんなに……」


「ああ、そんなにだった。

落ちこむな、今のほうがいいってほめてるんだから。

でもまあ俺の好みには、まだ程遠いな。

もっと肉づきがよくなくちゃいかん。

むちむちで、胸なんかこうユサユサとだな……」




先生は、ほんとに明け透けだ。

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