流れ星デイズ
「お二人とも、よくきてくださいましたね」
リビングへ移動し、私達は改めて再会を喜び合った。
「おじさま、長い海外生活お疲れ様でした」
「そんな、海外での生活自体はたいして疲れることもありませんでしたよ。
研究に関しては、いろいろありましたけどね」
満面の笑みを浮かべるおじさまからは、充実感があふれている。
きっと有意義な時間がすごせたんだろう。
ずっと考えていた質問達が、答えを求めて、喉の奥で我先にと外に出たがっている。
どれから尋ねようか迷っていると、おじさまがまじまじと私を見つめていた。
そして、しみじみと。
「沙妃さん、綺麗になりましたねえ」
考えていたことが、全部飛んで行ってしまった。
「なんだか、大人っぽくなって。
あんなに小さかった沙妃さんがねえ」
「本当ね、私もさっき車から出てきたのを見て驚いたのよ。
やっぱり女の子って、変わるものね」
おばさまも、ひどく同感している。
綺麗?
大人っぽい?
私が?