流れ星デイズ
最終章『きみは、流れる星のように』
「愛してる」
ずっと願い続ければ、夢は叶うのかな?
そこには圭吾さんが立っていた。
私は夢を見ているの?
でも夢の中の圭吾さんは、いつだって思い出の中の圭吾さんで、こんなふうに私の部屋まで会いにきてくれることはなかった。
じゃあ、これは幻?
ううん、何でもいい。
夢でも幻でもいいんだ。
圭吾さんと会えるなら。
圭吾さんは、そっとベッドに寄り添うように座った。
ずっと焦がれていた綺麗で大好きな顔が、目の前にある。
そういえば最後に会ったときは、風邪を引いた圭吾さんが横になっていて、私がその傍で圭吾さんを見てたっけ。
そんなことを、思い出す。
「久しぶり」
圭吾さんの声。
どうしようもなく求めていた、声。
うっとりと見つめ合っていると、彼の瞳に映るおぼろげな自分の姿に、胸をえぐられた。
ひどい、なんて言葉では片づけられない。
私、ガイコツみたい。