穢れた愛


湖畔に佇む
無表情な青柳


あれから
殆ど感情を
見せなくなった


数年後
笑いながら語る
柏崎の言葉に
絵里は耳を疑った


「栞 処女だったぜ」


最低な男


吐き気と憎しみから
絵里の復習は
始まり


鼻に付く
高慢な女と
親しげに接し


絵里の思惑通り
柏崎は その女と
結婚をした


”絵里を世界中
 誰よりも
 愛してるよ”


柏崎の結婚式の夜


SEXをしながら
囁いた
柏崎の言葉


< 46 / 111 >

この作品をシェア

pagetop