4文字のあいしてる【完】
とくべつ
初めての電話と初めての約束
昨日、トメさんと夢の中で話せたからかすごくすっきりした気分でいられるようになった。
食べられなかったご飯もモリモリ食べてお母さんと他愛ない話をして笑ったり、残っていた宿題だって片付けられた。
早く圭吾に言いたい。
また運転士の夢を目指すよって。
そう考えたらなんだか無性に圭吾の声が聞きたくなってきた。まだ時間は21時。
よしっ。電話してみよう。そう思い立ったら即行動。ベッドに腰掛けて深呼吸をしながら圭吾の番号を呼び出して携帯を耳に当てた。
コール音が鳴り響く。どうしよう、掛けたけれどドキドキして、なんだか心臓がくるしい。
もう次のコール音で出なかったら切ろう。
「・・・はい」
「あ、あので、電車の・・・」
「奏だろ?どうした?」
切ろうと決めてすぐに聞こえてきた圭吾の声。電話口から聞こえる圭吾の声はいつもと少し違っててそれだけで緊張する。だからつい言葉が吃るとクスクスと笑い声が聞こえてきた。
食べられなかったご飯もモリモリ食べてお母さんと他愛ない話をして笑ったり、残っていた宿題だって片付けられた。
早く圭吾に言いたい。
また運転士の夢を目指すよって。
そう考えたらなんだか無性に圭吾の声が聞きたくなってきた。まだ時間は21時。
よしっ。電話してみよう。そう思い立ったら即行動。ベッドに腰掛けて深呼吸をしながら圭吾の番号を呼び出して携帯を耳に当てた。
コール音が鳴り響く。どうしよう、掛けたけれどドキドキして、なんだか心臓がくるしい。
もう次のコール音で出なかったら切ろう。
「・・・はい」
「あ、あので、電車の・・・」
「奏だろ?どうした?」
切ろうと決めてすぐに聞こえてきた圭吾の声。電話口から聞こえる圭吾の声はいつもと少し違っててそれだけで緊張する。だからつい言葉が吃るとクスクスと笑い声が聞こえてきた。